ヨーロッパのガイドラインでは大腸ポリープ再検査はいつ行うと記載されているか?

Post-polypectomy colonoscopy surveillance: European Society of Gastrointestinal Endoscopy (ESGE) Guideline – Update 2020

Cesare Hassan et al,Endoscopy,2020

主な推奨

ポリープ切除後の結腸内視鏡サーベイランス(いわゆる”ポリープ検索のための再検査”)に関する以下の推奨事項は、高品質のベースライン結腸内視鏡検査中に完全に除去された1つまたは複数のポリープを有するすべての患者に適用される。

・絨毛成分に関係なく、低悪性度異形成を伴う1 – 4個の <10 mm腺腫、または異形成を伴わない鋸歯状ポリープ<10 mmの腺腫を完全に切除した患者は、内視鏡サーベイランスを必要とせず、スクリーニングに戻す。 Strong recommendation, high quality evidence

・少なくとも1つの腺腫≥10mmまたは高度異形成、または≥5腺腫、または鋸歯状ポリープ≥10mmまたは異形成を完全に切除した患者に対して、3年後のサーベイランス結腸内視鏡検査をおこなう。 Strong recommendation, moderate quality evidence

・20mm以上のポリープの断片的な内視鏡的切除に続いて、3 –6か月の早期の結腸内視鏡検査を繰り返すことを推奨しています。 Strong recommendation, moderate quality evidence

・遅発性再発を検出するために、結腸内視鏡検査を繰り返してから12か月後の最初のサーベイランス結腸内視鏡検査が推奨されます。Strong recommendation, high quality evidence

・最初のサーベイランス大腸内視鏡検査でサーベイランスを必要とするポリープが検出されない場合、ESGEは5年後に2回目のサーベイランス大腸内視鏡検査を実施することを提案する。 Weak recommendation, low quality evidence。 その後、フォローアップが必要なポリープが検出されない場合、患者はスクリーニングに戻ることができる。

・サーベイランスを必要とするポリープが最初またはその後のサーベイランス検査で検出された場合、サーベイランス結腸内視鏡検査は3年後に実施するのも良い。 Weak recommendation, low quality evidence

感想

ヨーロッパの大腸カメラ後のポリープ発見、切除後の診療に関してガイドラインをup dateしたところメインに記載しました。

日本、米国、ヨーロッパそれぞれ微妙に異なる部分があります。印象としては米国やヨーロッパに比べて日本のガイドラインは慎重にフォローアップするイメージです。絨毛成分に関係なく腺腫であれば一定の診療を行うというのは意外でした。今後は日本のガイドラインに関しても記載していく予定です。

健診等で今後いつどのような検査を行なっていくべきか悩んでいる方にも役立てられるようにしていきたいです。

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