プライマリケアで抗うつ薬は中止していい?

Maintenance or Discontinuation of Antidepressants in Primary Care

Gemma Lewis,NEJM,2021

文献はこちらです。

方法

・多施設共同無作為化二重盲検試験(RCT)

・英国の4つの地域(ブリストル、ロンドン、サザンプトン、ヨーク)

・投薬維持と投薬中止群を1:1とした

Patient

18~74歳シタロプラム、セルトラリン、フルオキセチンの従来の用量を投与されている患者

  • Inclusion→少なくとも2回のうつ病エピソードの既往がある、2年以上抗うつ薬を服用、 シタロプラム20 mg、セルトラリン100 mg、フルオキセチン20 mg、またはミルタザピン30 mgの毎日のレジメンを少なくとも9か月間受けて最近のうつ病エピソードから回復した患者
  • Exclusion→試験開始時ICD-10の基準の定義を満たすうつ病患者

Intervention

投薬方法(中止群)

  最初の月→シタロプラム、セルトラリン、またはミルタザピンを服用していた患者は、通常の半分の用量で投薬を受けました。

  2か月目には、半量の抗うつ薬とプラセボを隔日で投与。

  3か月目→プラセボのみ

 ベースラインでフルオキセチンを服用していた患者

  最初の月→隔日に20mgのフルオキセチンとプラセボを投与

  2か月目→プラセボのみ(半減期が長いため)

Control

治療そのまま継続

Outcome

primary outcome→52週間のフォローアップ中のうつ病の再発

・維持群で20%、中止群で35%の推定再発頻度を基にして、中止群のprimary outcomeのハザード比1.92、検出力90%で、α水準両側0.05 、20%の減少を想定した。

・Cox比例ハザードモデリング

・感度分析には、患者レベルの説明要素としての最小化変数の調整と、一次分析に含まれなかった患者のベストケースとワーストケースのシナリオを使用した欠損データの調査が含まれた。

結果

・群間に有意な相違なし

・うつ病の再発は、52週間の試験期間中に維持群の92/238人の患者(39%)および中止群の135/240人(56%)で発生した(ハザード比2.06、95%信頼区間[CI] 1.56〜2.70、P <0.001)

・欠損データを含む感度分析は、一次分析と同じ方向性であった。

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