サプリメントと筋トレで筋肉量、筋力は増えるか?

A Five-Ingredient Nutritional Supplement and Home-Based Resistance Exercise Improve Lean Mass and Strength in Free-Living Elderly

Mats I Nilsson et al. Nutrients. 2020.

文献はこちらです。

まずはまとめから!

まとめ

今回は比較的健康な高齢男性に対して5つの栄養素(ホエイ、ミセルカゼイン、クレアチン、ビタミンD、オメガ3脂肪酸)サプリメント(「Muscle5」; M5)の毎日の摂取と組み合わせて12週間の在宅レジスタンスバンドトレーニング(3日/週)を行った際に総除脂肪量、脚の筋力への効果を調べた。

結果的には両者に効果はあるということであった。

つまり、サプリメントと筋トレできちんと筋肉量と筋力は増えたよという結果だった。

クマ医師
クマ医師

今回の論文は筋肉量と筋力を増やすことを検証したもの。疾患予防や死亡率とは関係がない。
対象が65歳以上の比較的健康な男性に限定され、さらに運動はしてない人となっているため、実際そのような患者に出会うことも少ない気もする。対象患者はかなり限定されてしまうため万人に適応できると考えず参考程度にする方がbetterかもしれないです!

方法

男性

65歳以上

禁煙、座りがちな、低活動(週に150分未満のPA)←オンラインまたは電話で初期スクリーニングを完了

Body Mass Index(BMI; 20–34.9)→正常〜Class 1 /低リスク肥満

・適格な個人を最初の訪問に招待し、書面による同意、医療/ PAの履歴を提供し、適格性を確認するための最初の健康診断を受けた(たとえば、人体測定、体組成、バイタル)

介入

新しい5つの栄養素(ホエイ、ミセルカゼイン、クレアチン、ビタミンD、オメガ3脂肪酸)サプリメント(「Muscle5」; M5)の毎日の摂取と組み合わせて、12週間の在宅レジスタンスバンドトレーニング(3日/週)を受けた。

対照

等カロリー/等窒素のプラセボ、コラーゲンとひまわり油を含む。

Sample Size

・以前の文献(MIS and RE)では検出力 80%、有意基準 5%でグループあたり10人に体組成と強度の違いがみられるよう設定されていた。

Bell らによると被験者の相互作用が制限された指導者なしでのトレーニングのドロップアウト率は20〜30%と予想され、サンプルサイズがグループあたり25であったことを考慮しており、そこで今回はグループあたり15〜20人を最終的に設定した

・ITT解析

期間

2018年6月〜2019年4月 介入自体は12週間

Anthropometry, vitals, descriptives, and co-primary outcomes at baseline and following 12 weeks of multi-component therapy (HBRE/M5) in old males.

Exclusion Criteria

・糖尿病(複数の抗糖尿病薬を必要とする)、最近の心筋梗塞(<6か月前)、高血圧(2つ以上の投薬を必要とする)、うっ血性心不全(複数の投薬を必要とする)、以前残存片麻痺を伴う脳卒中、腎疾患(クレアチニン> 140)、肝疾患、運動耐性に影響を与える筋骨格障害、筋骨格障害(加齢に伴うSM消耗を除く)、重度の骨粗鬆症、重度の骨関節炎、重度の末梢神経障害、慢性閉塞性肺疾患(FVCまたはFEV1 <年齢予測平均値の70%未満)、喘息(2つ以上の薬が必要)、胃腸疾患、感染症、同意できない、ラクトース不耐性/乳タンパク質アレルギー、およびタンパク質代謝に影響を与える薬の使用(例: コルチコステロイド)

・喫煙、ビーガン食摂取、最近の体重の減少または増加(研究前の3か月未満の期間)、最小推奨値を超えるPAレベル(150分/週)、および筋骨格代謝に影響を与えるサプリメントの摂取(例えば、ホエイ、カゼイン、カルシウム、クレアチン一水和物、ビタミンD、およびオメガ-3脂肪酸)

Outcome

co-primary outcome→無脂肪量/総除脂肪量(TLM)および下半身の強さ(レッグプレス)

・secondary outcome→除脂肪体重(ASMおよびASM / H2)、等尺性膝伸展および握力、筋肉/体脂肪比(TLM /%体脂肪およびASM /%体脂肪)、筋線維断面積(タイプI、タイプIIaおよびタイプIIxCSA)、および機能/パフォーマンス、Timed Up and Go(TUG)、4 M歩行速度、5回の座位から立位、4ステップの階段登り、および短い物理的パフォーマンスバッテリー(SPPB)

・「時間」(前対後)、「治療」(HBRE[自宅での筋トレ]およびプラセボ対HBREおよびM5)、およびインタラクティブ(「時間×治療」)効果は、双方向反復測定ANOVA、続いていずれかのオムニバスF検定が有意であった場合にはLSD post hoc 検定によって分析。

・すべての統計分析は、Statisticaプログラム(STATISTICAバージョン8.0; StatSoft、Inc.; Tulsa、OK、USA)を使用

結果

体組成と筋肉量

・総および四肢の除脂肪量TLMは、介入後の参加者で一般的に改善された(p = 0.039)。

・post hoc テストでは、改善はM5グループでのみ。平均ゲインは1.09 kg(TLM)。

筋力

・最大強度は一般的にすべての参加者で改善され、主な効果はレッグプレス(p = 0.011)とハンドグリップ(p≤0.01)の「時間」であった。

・post hoc テストは、レッグプレス(%∆ Pre–Post; + 16.6±4.6%)およびハンドグリップ(%∆ Pre–Post; + 8.4±2.7%)を含むM5グループでのみ有意だった。

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